mintsとは民事裁判書類電子提出システムのことを指します。
弁護士の間では、今までの業務が大幅に変わるmintsに対応をするため、勉強会が開かれたりしています。
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弁護士の間では、今までの業務が大幅に変わるmintsに対応をするため、勉強会が開かれたりしています。
2026年5月までに、民事裁判手続等のデジタル化に係る改正民事訴訟法が全面施行される予定で、この改正によって、弁護士が訴訟代理人になっている場合、mintsの利用が義務付けられることになっています。
つまり、今後弁護士が業務を行うためには、必ずmintsを使えなければならないことになります。
mintsというアルファベットの表記や、デジタル化と言われてしまうと、どうしても身構えてしまうのですが、使ってみると便利だなとも思いました。
民事訴訟では、自身の主張内容を記載した書面を、相手方と裁判所に送付し、その主張内容をもとに、裁判所に判断をしてもらいます。
この主張書面のやり取りは、今まではFAXでやるのが一般的でした。
FAXですと、送ってすぐに裁判所や相手方に書面が到着しますので、郵送と比べて、早めに主張を伝えられるメリットがありました。
ただ、FAXは相手方の受信機が利用中ですと、エラーになってしまい、書面が届かないことがあります。
また、送る書面の枚数が多いと、FAXが途中で止まってしまうことがありました。
mintsの場合、インターネット上に当該事件専用の提出先があり、24時間いつでもPDF形式の書面を提出できるので、相手に届かないことや、書面が途中までしか送れないということはありません。
また、民事訴訟では、あらかじめ証拠の写しを裁判所や相手方に送付していました。
証拠の写しをFAXで送ると、FAXの送信能力の限界から、どうしても不鮮明な箇所が出ていました。
mintsではPDF形式で提出するので、不鮮明な箇所が出ることはなくなりそうです。
民事訴訟はデジタル化されていくことになりますが、弁護士も時代の変化に随時対応をしなければならない仕事と言えます。