ちょっと前のブログにて、mintsを使ってみたことをお話ししました。
mintsとは、民事裁判書類電子提出システムを指しますが、今年の5月を目途に、民事訴訟手
・・・(続きはこちら) ちょっと前のブログにて、mintsを使ってみたことをお話ししました。
mintsとは、民事裁判書類電子提出システムを指しますが、今年の5月を目途に、民事訴訟手続きは原則デジタル化することになっています。
具体的にどうなるか、少しご紹介させていただきます。
まず、弁護士など訴訟代理人が付いている場合は、「弁護士等の訴訟代理人には電子申立ての義務がある」とされており、「電子申立て義務があるにもかかわらず、書面により訴えの提起がされた場合、原則としてその訴えは不適法なものとなる」としています。
これは、今まで紙で裁判所に提出していた訴えの提起が、もうできなくなることを示しています。
メリットはもちろんありまして、自身の弁護士事務所のパソコンから訴えの提起ができますので、郵送で訴状を送ったり、裁判所で訴状を提出したりする手間を省くことができます。
しかし、インターネットの環境下で手続きをすることになるので、インターネットの不具合が起きると、訴えそのものができません。
時効が成立直前の事件があったりすると、インターネットの不具合が原因で電子申立てができないと、依頼者に多大な不利益が生じます。
このような場合、代理人である弁護士には、インターネットの接続がしっかりされているかどうか、PCやルーター機器の設定がしっかりされているかの基本的な確認のほか、事務所内の他のPCを使っても改善がないかどうか、スマートフォンのテザリング機能によるインターネットの接続ができないかどうかも検討する必要があるとされています。
それもダメであれば、裁判所に設置されている端末でUSBメモリを通じて電子申立てをすることも検討しなければなりません。
このような事情から、弁護士は、今後よりPC等の機器類に精通する必要があり、何かあったときにも臨機応変に対応できるデジタル知識が要求されることになると言えます。